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Vicor、WiBotic社と協業し、ロボット稼働時間とバッテリー寿命を持続させる自律型のワイヤレス充電ソリューションを実現

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Vicor、WiBotic社と協業し、ロボット稼働時間とバッテリー寿命を持続させる自律型のワイヤレス充電ソリューションを実現

2020年06月15日

WiBoticは、次世代の自律型ロボットのためのダイナミックなワイヤレス充電ソリューションを提供

WiBoticは、次世代の自律型ロボットのためのダイナミックなワイヤレス充電ソリューションを提供

※ 本リリースは、2020年6月4日(米国東部)に発表されました。

Vicor Corporation(本社:米国マサチューセッツ州、CEO:Patrizio Vinciarelli、NASDAQ上場:VICR、以下:Vicor)は、自立飛行ドローン、モバイルロボティクス、完全自律型の水中ロボットなどのロボティクスデバイスに搭載されたバッテリーの充電システムを開発しているWiBotic社(本社:米国ワシントン州、CEO:Ben Waters、以下:WiBotic)と協業したことを発表しました。Vicorの高効率電源モジュールを用いて発熱の制約がなくなったことが、あらゆるバッテリー駆動ロボットと充電ステーションに対応できる、革新的なワイヤレスチャージャー送信機の実現につながりました。

ロボットによる配送や点検のシステム構築が進むにつれ、効率が良くて柔軟な充電ソリューションの要望が高まっており、充電のために24時間365日人員を配置して手動で物理的にロボットを接続する作業は減ってきました。現在は自律性の強化が課題であり、WiBoticの技術により人の介入をなくすことができます。

次世代の自律型ロボット

米国ワシントン州シアトルのWiBoticは、急速に成長する航空、輸送、船舶、産業用ロボット業界に必要なワイヤレス充電と電力最適化のソリューションを提供します。さまざまな充電方法のロボットや無人搬送車両(UV)をワイヤレス充電ステーションで充電できるため、作業者が物理的にロボットを充電器に接続する必要はなくなりました。さらに、ワイヤレス充電にすることで、接点の消耗がなくなり、電源コードや床に設置された充電ステーションにつまずく危険や、専用の充電スペースもなくなります。

WiBoticのワイヤレス充電ソリューションは、「多対多(many-to-many)」の運用が容易になるように設計されており、複数のロボット(異なるメーカーのロボットを含む)を同じ送信機で充電できます。ロボットは倉庫内のあちこちにある送信機ネットワークの間を充電しながら移動することもできます。つまり、ロボットのバッテリーの種類、電圧、充電電流が異なっても、すべての充電ステーションで充電できます。

Vicorゼロ電圧スイッチング (ZVS) レギュレータにより実現したワイヤレス充電のイノベーション

Vicorの48V VI Chip® PRM昇降圧レギュレータは、入力電圧36~75V、出力電力400Wの高効率DC-DCコンバータです。WiBoticのワイヤレス充電ステーションTR-110に搭載されている適応型の送信機はPRMにより給電されており、そこからワイヤレスで、ロボットやドローンのオンボード受信機に電力が送られます。PRMはAC-DC電源から48Vを受け、出力電圧が20~55Vの間で適応制御されます。

Vicor のPRMを用いると、送受信コイルの距離や位置によって変化するインピーダンスの全範囲にわたって、高効率の電力変換が可能であり、「フル充電」モードでも低電力レベルの「トリクル充電」モードでも、効率の大幅な低下はありません。

Vicor-Wibotic-Low-Power-Dev-Kit-small.jpg

VicorはWiboticの低出力ワイヤレス充電開発キットにPRMを供給

VicorのPRMを用いることで、他社の電源では達成できなかった高効率の電圧変換が可能になり、発熱を制限してデバイスの温度を40~45℃以下に抑えるために必要だった電力の制限がなくなりました。

WiBoticは、次世代の自律ロボットを実現する充電ソリューションを提供します。このデバイスにより、手作業の充電プロセスがなくなり、バッテリー切れの心配もない、次世代の機能と生産性をもったロボットが実現します。

WiBoticのワイヤレス充電アプリケーションについて、詳しくは下記ページをご参照ください。

次世代の生産プロセスを実現 - ロボットや無人搬送車のワイヤレス充電 (Vicorウェブサイト)

WiBotic社について

WiBotic社は、急速に成長している航空、輸送、海洋ロボットの充電システム向けに、ワイヤレス充電と電力最適化のソリューションを提供しています。ロボット車両の稼働時間を最適化するためのソリューションであり、完全自律型ロボットには不可欠です。WiBoticは、2015年に設立され、ワシントン州シアトルを拠点としており、すでにさまざまな業界の企業と協業しています。詳しくは、www.wibotic.com をご参照ください。

Vicor Corporationについて

Vicorは、高性能モジュール型電源コンポーネントの設計、製造、販売を行う米国(本社:マサチューセッツ州アンドーバー)の電源専業メーカーです。HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)、オートモーティブ、通信ネットワーク、産業機器、ロボティクス、鉄道、航空防衛アプリケーションなどへ向けて、広く事業展開しています。

日本法人のVicor株式会社(Vicor KK)は2017年に設立され、電源コンポーネントの販売・技術サポートを行っています。詳しくは、www.vicorpower.com/ja-jp をご参照ください。

Vicor、PRM は、Vicor Corporationの登録商標です。

連絡先 Vicor株式会社 マーケティングコミュニケーション 03-5487-3016 sales_VKK@vicorpower.com
連絡先 Stephen Germino Media Relations & PR, Director/Vicor Corporation 978-749-8243 sgermino@vicorpower.com